友人の星宮嬢と一緒に考え中の、オリジナルファンタジー物語「紫電の瞳」の簡易世界設定メモ。
++ 地理
球形の世界であるエメルローグ(ただし、一般人にどれ程その認識があるかは定かではない)。 その様々な地理についてを簡単に説明する。
東大陸
(ゼクライヤ地方)
北にルキニア雪原やレナル湿原が、それ以外は自然が少なく砂漠や荒野が大半を占める自然少なき土地。場所柄、夏は短く冬が長いため生活環境は厳しい地方でもある。 ただし、大地が荒れている代わりに北方の山岳地帯には地下資源が多く眠っている。
大陸北東端には鋭い突起状の山脈が広がり、その先に万年雪に覆われた「魔の島」と呼ばれる小さな島が在る。 主な都市として、「ゼクライヤ」、「自警都市ライルズ」、「リベルト」等が存在する。
王都ゼクライヤ 東大陸の海沿いに在る、軍事国家として有名な大規模都市。
港と王都が一緒になっているという変わった造りをしており、海軍なども有しているものと思われる。
基本的に代々が軍事国家であるため、他国との付き合いは非常に薄い。
また、国の状況によっては入国が困難になることも。
王族
国王
国王代理 アースラ・ダリル・マクガイア
アイス・ヴィレッジ
自警都市ライルズ
リベルト
アース・ヴィレッジ
魔の島 東大陸北東端に広がる「ゴルン山脈」を超えた先に存在する小さな島。
一年中解けることの無い万年雪と、永久凍土の大地が広がっており非常に過酷な環境となっている。そのためか、数種類の魔物を別として生物の姿は見る事が出来ない。また、魔族の出現する土地ともされており近付く者は滅多に居ない。
島の中央部には「魔界」に繋がる穴がある≠ニ噂されているが真偽の程は定かではない。
※ ※ ※
西大陸
(ヴォーレス地方)
北に山、中央に平原と森、南に砂漠が広がるという、広大かつ自然多き土地。 また、人が住まう地は整備された場所が多く非常に住み易い。 主な都市として西の海沿いに「貿易都市ベルベニア」、南に「魔法都市ルザリア」、中央に「王都ウォーレス」等が在る。
北の山脈は「竜の峰ドラゴンズ・ピーク」と呼ばれており、その名の示す通り多数の竜族が群れを成して暮らしている。
貿易都市
ベルベニア
西大陸西端の海沿いにある、貿易によって栄える中規模都市。
主に南大陸との交流が盛んであり、多様な文化が交じり合う様が垣間見える地でもある。貿易以外にも他の大陸に渡る為の定期便なども出ており、多種多様な種族・職業の者で賑わっている。
魔法都市
ルザリア
西大陸南部に存在し、多くの魔法技術によって栄える中規模都市。
遥か昔に最初に魔術・魔法を教え広めた人物が存在した≠ニいう史実から魔法発祥の地≠ニ言われている。その名の通り、この街で取り扱う物は魔術書や魔術道具各種など魔法・魔術に関するものが多い。それ故か、生活様式もまた魔法中心のものとなっている。
王都ヴォーレス 西大陸のほぼ中心に在る、竜と人とが共存する大規模都市。円形を描く様な形をしており、王都の名が示す通りその中央にはウォーレス国の王族が住まう王城が存在する。王城の側には王宮騎士団宿舎などが在り、多くの騎士や騎獣が暮らしている。
更に城下に在る王立アカデミー(男女共学)では、魔術・魔導具・錬金術の学科での研究が盛んである。
王族
国王 オルフォード・スクウェスト【人間】
王妃 マレシアーナ・F・スクウェスト【白竜族(突然変異らしく、鱗の色が金色)】
王子 ラミット・スクウェスト【人間と竜のハーフ】
竜の峰
ドラゴンズ・ピーク
西大陸北部に広がる、竜族の住まう山々。高さにして数千mを軽く越す高地でもあり、竜以外には数種類の動物しか生息していない。「竜の峰」に続く道はウォーレス国によって守護されており、麓には国王に認められた守人が住んでいる。
幾つかある峰のそれぞれに一種族が群れで住んでおり、種族の長によって統治が成されている。
各竜族と居住峰
第一峰「ドーラス」 地竜族(無翼種)
第二峰「グラディマ」 黒竜族(有翼種)
第三峰「ホーロウ」 銀竜族(無翼種)
第四峰「ディミナ」 赤竜族(有翼種)
第五峰「ホルケイム」 白竜・飛竜族連合
ビファール
フィナン砂漠 西大陸南端に広がる生物少なき砂漠地帯。その北寄りには、四方部族≠フひとつである炎の民≠フ集落「フレイム・ヴィレッジ」が在る。生存には厳しい環境であるため、特殊な生活様式で暮らす炎の民以外にこの地に住まう人々は居ないという。
※ ※ ※
南大陸
(アルテナ地方)
森や山が大陸のおよそ三分の一を占めており、人の手を加えていない場所が多い自然溢れる土地。西に「フログエル山岳」が聳え、山岳を越えた先には「ゲルミナス大森林」が広がっている。主な都市としては北の海沿いに「貿易都市カーネリア」、そしてルナス川を挟んで南に「聖王都アルテナ」等が在る。
貿易都市
カーネリア
南大陸北端の海沿いにある、貿易によって栄える中規模都市。
西と東の大陸の中間にある為、両方の大陸との貿易が盛ん。やはり各大陸との交流も多いため、文化が混ざり合う賑やかな都市である。また、中間地点ということもあり他大陸へ一般人を運ぶ定期便も他に比べると一段と多いらしい。
聖王都アルテナ 山々や草木には神が宿る≠ニいう考えを重んじる王家に治められている宗教国家。代々国を治めるのは女王とされている女系国家でもある。
信仰心の厚いもの達が多く、聖職者の殆どはこの国出身かこの国で修行した者が多いらしい。聖職者や祭司の聖地≠ニ呼ばれており、修行中の聖職者や巡礼の旅人などで賑わう地でもある。
王族
国王 デニア・オルデリア(故人)
女王
(元王妃)
レーフィル・オルデリア
第一王女 エナ・オルデリア
第二王女 レメア・オルデリア
第一王子 フィル・オルデリア
ロドリゴ
ゲルミナス大森林 フログエル山岳の先に広がる広大な大森林。余りの広さと、森にかけられたエルフの幻術によって遭難者が多数でるらしく、「樹海」とも呼ばれている。
森の奥にはエルフたちが住まう集落があるらしく、エルフの魔力を狙いこの地を訪れる者が後を絶たない。ただし、手前の山岳と幻術のかかった森に遮られエルフの集落に到達出きる者は非常に少ないと言う。
※ ※ ※
北大陸 広大な海が広がる、極寒の土地。
遥かな昔、古の時代を謳歌していた古代人が居た頃には巨大な大陸があったとらしいが今は小さな島を残すのみ。島付近の海には巨大生物や魔物が住まうらしく、人の手の及ばぬ領域となっている。海の底に巨大な遺跡が沈んでいるとの噂も、チラホラと存在するらしいが…?
死の島 北の海にぽつんと一つだけ存在する、小さな島。今までこの島に向かって旅立った者は数多いが、誰一人帰ってこなかった故にこの名で呼ばれる。他の地と遠く離れている為か非常に変わった生態系に進化しており、巨大生物なども生息しているらしい。
島の奥に古の時代の都市が残っている∞竜王が住んでいる≠セのとも噂されるが詳細は不明とされている。
※ ※ ※
中央大陸
(セントラル地方)
西半分を森に覆われた地。「黒の森」という名の森には多くの動物は元より、竜族が暮らす地でもある。大陸の西には「伝承都市セントリオン」という街が、森付近には移動村が存在する。
この中央大陸は嘗て繁栄を誇っていたとされる種族が遺した遺跡が多く存在する為、多くの冒険者が訪れる。
今から何百年か前には遺跡を守護する一族が居たと言われているが、既に滅びたのかその姿を見たという者はいないという。

※『大災厄』後、「伝承都市」「移動村」は滅亡。
  その生き残りたちもこの地に再び近付こうとはせず、今ではその廃墟のみが見受けられる。
  ただし、遺跡や廃墟の探索を目的とした冒険者も居る為、海沿いにあった小さな港だけは復興されている。
  (何日かに一回だけ、他の大陸からの船が出されている)
黒の森 中央大陸の西半分を覆う広大かつ深き森。竜が多く住まう森とされ、それ故に「竜の森」とも呼ばれる。竜を恐れる者達によって危険な地とされ、人間の踏み入れる事無き未開地域でもある。そのためか生態系は非常に豊かであり、他の地方では見られない動植物も息づいている。森の奥にも古の時代の遺跡があるとされているが、その実在は未だ確認されていない。
主にこの森で暮らす竜
有翼種 白竜、飛竜
無翼種 緑竜、地竜
前森主(故竜)
フォルセナ・フォーセル【白竜族】
現森主
ノア・フォーセル【飛竜と白竜のハーフ】
※『大災厄』において森を統べていた竜の長が命を落とした為、代替わり。
  その息子である「ノア・フォーセル【飛竜と白竜のハーフ】」が跡を継いで今に至る。
  森自体も三分の一が焼け野原となっていたが、現在はすっかり元通りとなっている。
伝承都市
セントリオン
中央大陸の西側にある中規模都市。遺跡を探索に訪れる冒険者や、彼等を支援する者たちによって栄える街で、特産品は織物。
古の時代についての様々な伝承を未だに伝える都市であり、高名な吟遊詩人を輩出する事でも有名。都市自体が古い遺跡を土台として作られており、街の地下には大規模な迷宮が広がっているという。
移動村 かつて、中央大陸にあった遺跡群を守護する守人の一族の末裔たちが住まう村。
もっとも、今ではその役目を知る者は居らず、ただ転々と「黒の森」付近を季節毎に移動し暮らしている。その日暮らしな生活が一般的な為か、優秀な狩人が多い。
遺跡郡 中央大陸中に見受けられる、古の時代の名残。世界中に遺跡は多く存在するが、この地が一番多いらしい。風雨に晒され荒れてはいるものの未だ稼動中の遺跡も在り、遺跡ランクもAAA(最上級)の物が多い。かつては、余計な人間を近寄らせぬ為に存在した守人の一族が居たとされている。
※ ※ ※
その他 ++ エメルローグ上に存在する土地
ウインド・
ヴィレッジ
++ 異次元等に存在する土地
魔界 魔族たちが住まう地であり、人々が暮らす場からは異なる次元にある場所。東大陸の北東の端に「魔の島」と呼ばれる地の中心部。(穴の途中で空間が歪んで居る為に繋がっているのであって、実際に同じ次元にある世界ではない)
魔族の基本思念は「弱肉強食」であり、己より強い者には決して従う事は無い。また従った後に下克上を図る、などと言う事も日常茶飯事である。その為、「魔界」は何時も騒乱に満ち溢れる殺伐とした世界だといわれている。
負のエネルギー溢れる地であり、普通の世界の生き物は生活する所か行く事すら出来ない場所。
神界